葬式を執り行う際には、葬儀費用と飲食料金、そしてお寺などに支払う費用が必要になります。近年は自宅で葬式を行うことが少なくなり、葬儀会館で行うことが多くなりました。葬儀会館は自治体が運営しているものと民間企業が経営しているものがあります。自治体が運営している施設は民間よりも安く利用できます。
民間経営の施設は自治体よりも高い料金設定になりますが、サービスが行き届いているところが多く、要望にも柔軟に対応してもらえることが多いのが魅力です。葬式では祭壇や遺影、骨壷や供花など様々な備品が必要になります。民間経営の葬儀社は、葬式に最低限必要なものが揃っているプランがいくつか組まれていて、希望に合わせて選ぶことができるようになっています。ただ注意が必要なのは、遺体搬送車や霊柩車、参列者のためのバスなどがプランに入っていないことが多く、その場合オプションとして別料金を支払う必要がありますから、事前に見積りをとって確認しておくといいでしょう。
そして香典返しや飲食費は参列者に数によって変動がありますから、見積りよりも高い料金になることがあります。そしてお寺などに支払う寺院費用は宗派や宗旨によって異なりますので、お世話になるお坊さんに事前に相談して、必要な金額を聞いて用意しておきましょう。無宗教で行う場合は、寺院費用は必要ありません。葬式は想像以上に料金がかかるものですから、葬儀会館のスタッフとよく相談して必要なものとそうでないものを把握しておくといいでしょう。
